中之島公園内の一角にあり、世界的に有名な「安宅コレクション」を住友グループ21社から寄贈されたことを記念して大阪市が設立したもので、1982(昭和57)年11月に開館した美術館。その後、在日韓国人の李秉昌(イ・ビョンチャン)博士からの韓国・中国陶磁の寄贈、日本陶磁の収集などにより現在に至る。国宝に指定されている「油滴天目茶碗」、「飛青磁花生」の2件と、「青花蓮池魚藻文壷」など重要文化財13件を含む5,732件(2023年3月末時点)の館蔵品は、東洋陶磁のコレクションとしては世界一級のもの。自然採光を利用した展示室では、柔らかな太陽の光に包まれた美しい陶磁器を見ることができる。年1~2回の特別展を開催。