明日香村岡にある、いくつかの石造物からなる遺跡。以前から知られている酒船石に加えて、平成12年(2000年)の発掘調査で発見された亀形石造物と小判形石造物および周辺の遺構を含めた総称です。平成4年(1992年)に酒船石の北の斜面で石垣が発見されました。その後平成12年(2000年)に大規模な発掘が行われ、砂岩でできた湧水設備とそれに続く形で小判形石造物と亀形石造物が発見されました。斉明期に最初に造られ、その後平安時代まで約250年間使用された形跡があり、何らかの祭祀が行われた遺構と推定されますが定かではありません。