天王寺動物園は1915年(大正4年)1月1日に開園し、100年以上の長い歴史を持つ動物園である。現在約11ヘクタールの園内に、ライオン・チンパンジーなどをはじめ、人気のホッキョクグマや天王寺動物園でしか見ることのできないニュージーランドの国鳥・キーウィや、真っ黒な顔が特徴的なドリルなど、約180種1000点の動物が飼育されている。同園では、動物の生息地の環境を可能な限り再現し、そこに暮らす動物の様子を紹介する「生態的展示」の実施を進めており、生息地の現地調査を踏まえた爬虫類生態館(アイファー)や、日本初の水中観察プールを有するカバ舎、アフリカのサバンナを再現したアフリカサバンナゾーンやサイ舎などが人気を博している。